輪島塗漆器の手入れ 稲忠

輪島塗漆器 稲忠 Official Website

輪島塗の稲忠は、創業以来、輪島塗漆器の製造販売を営み、塗師屋として輪島塗の普及に努めています。また、漆器の修理、修復等も承っています。

輪島塗漆器のINACHU JAPAN

輪島塗漆器 稲忠の世界

漆器のお手入れ


輪島塗漆器の手入れ

普段のお手入れ

漆器を長く使うには、出来るだけ毎日使って、洗って拭く事が大切です。水かぬるま湯、または薄めた中性洗剤で洗い、洗ったあとは必ず水気を拭きとっておきましょう。表面を柔らかな布で磨きあげるようにして拭く事で、漆器は艶を放ち、使うほどに美しい色合いになっていきます。

× クレンザーや金タワシで洗うのは厳禁(傷の原因になる)
× 沸騰したての汁物など、極端に高温のものを入れない(変色の原因となる)
× 電子レンジで温めない(内部の水分が飛んでひび割れの原因となる)
× 直射日光に当てない(紫外線によって漆が劣化する)
× 陶磁器、金属器と一緒に洗わない(ぶつかると傷の原因となる)
× 食器洗い乾燥機は使わない(急激な乾燥・アルカリ性洗剤など劣化の原因となる)

漆器は水に漬け置きせずに漆器だけをまとめて洗い、塗れた状態で放置しないで下さい。(いずれも漆が水を吸い、拭いても水分をとることが出来なくなるため)

長期保管時の手入れ

屠蘇器や重箱など、年に1、2度しか使わない食器を長期保管する場合、きれいに水気を取る為、拭いた後に風通しの良いところで2、3日陰干ししておきましょう。そのあと、布かやわらかい紙につつみ箱に入れて保管して下さい。湿気のある状態で保存いたしますとひび割れたり漆が剥がれたりします。また、近年の気密性の高い住宅では、湿気が逃げにくく、押入れの奥などは結露することも珍しくはありません。長時間保存する場合はなるべく通気性の良い、湿気のたまらない場祖に保管して下さい。

丁寧に扱えば、漆器は50年、100年ともちますので、大切にお使いくださいませ。

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