極限という言葉は決して軽くない
説明がいらないのが極限である
輪島塗の稲忠の誇る漆芸最高の技法の玉虫蒔絵。
飛鳥時代の至宝、「法隆寺の玉虫厨子」を現代に蘇らせた職人達がいる。忠実に形を作り、木地を彫り、漆を塗り、金具を作り、蒔絵で絵をつけ、ヤマト玉虫の羽を貼る。
飛鳥の時代から今日まで、あそこまで正確に復元できたことは不思議となかった。しかし、平成の職人たちは、飛鳥の至宝に立ち向かうべく集結し、飛鳥の職人を超えるべく、己の全力を振り絞り偉業を成し遂げた。
煌びやかな翠緑(すいりょく)の輝き。日本最高峰の漆器に、史上最高の加飾をほどこした玉虫作品は、正に究極の日本が誇る美術作品といっても過言ではない。
飛鳥時代の至宝、『法隆寺の玉虫厨子』を現代へと蘇らせた、世界最高の漆芸技術を持つ「輪島塗の稲忠」の職人達。
- 塗は、坂本茂雄(稲忠 工場長)
- 蒔絵は、稲忠 蒔絵部
「玉虫厨子の平成版(奈良県法隆寺の国宝 玉虫厨子と同じ大きさ)」
※平成版は、岐阜県飛騨高山のまつりの森にてご覧いただけます。
現在、輪島塗の稲忠では、玉虫蒔絵の技術を用いた「漆芸の至宝 玉虫蒔絵」作品を展開中です。飛鳥時代の秘術を現代に蘇らせた、職人たちの技術の粋をあなたにもお届けします。2019年のZOZOカップのタイガーウッズの優勝トロフィーにも、玉虫の羽が貼られております。
寸法:高さ47センチ×奥行31.8センチ×幅65.5センチ(台座含む)
御所車、桜、紅葉には玉虫の羽、鼈甲(べっこう)、螺鈿(らでん)、金粉が使用されております
黒い面に見える金の粒は細かい金の板です。
輪島塗の加飾の全てと、蘇った玉虫蒔絵の合作です。
寸法:横6.7センチ×縦7.0センチ×高さ2.1センチ
尾形光琳作の国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」から着想を得て描かれた模様の香合です。
かきつばたの花は、貝で表現されており、橋は2mm角の玉虫の羽を貼り詰めてあります。国宝に劣らぬ風格が感じられる作品。
寸法:一辺の長さ3.5センチ×高さ2.5センチ
網目のような蒔絵は、職人の手による微細な精度を必要とします。
正確無比な仕事の中に、角度によって変わる玉虫の羽。
静と動の融合は、まるで伝統芸能までも体現できているような錯覚に陥ってしまう作品。
寸法:一辺の長さ3.5センチ×高さ2.5センチ
花籠蒔絵を現代風にアレンジした玉虫蒔絵。
蒔絵で描かれた花を支えるような、翠(すい)の色。
煌びやかな花との絶妙な色彩のバランス。塗の漆黒(しっこく)までもまき込み、
あたかも風でそよぐイメージまで感じられる作品。
寸法:横8.5センチ×縦7.0センチ×高さ3.0センチ
玉虫の羽を桜と紅葉の葉の形にカットして、貼り付けてあります。
花吹雪を、カットした金の板と玉虫の羽で表現することにより、
蒔絵だけでは表現できない、季節の移ろいまでも感じられる作品に仕上げてあります。
寸法:横6.7センチ×縦7.0センチ×高さ2.1センチ
2ミリ角の玉虫蒔絵を全体に貼り詰めた作品です。
楽天の三木谷会長にも絶賛を頂きました。
竹を2mmの玉虫の羽を貼り付けて表現し、雀は沈金で彫り、
足の部分は金粉を隙間なく塗りこみ、上部にはすかし彫りで笹の葉が彫ってあります。
沈金の人間国宝 前史雄先生の作品に憧れ、仕上げた作品です。
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